東陽テクニカは9月8日、イスラエル発のアクティブサイバーディフェンスソリューション「ULTRA RED」に関して、生成AIを活用したセキュリティアシスタント機能「VITA AI」を9月1日に追加したことを発表した。

  • 「VITA AI」イメージ

    「VITA AI」イメージ

「ULTRA RED」は、攻撃者目線のリアルなサイバー攻撃手法を活用したアクティブサイバーディフェンスソリューション。サイバー攻撃者の実手法を使って組織のネットワークへの侵入シミュレーションを行うことで、攻撃される可能性の高い脆弱な箇所を正確に特定し、攻撃を受ける前に対策を講じるためのサービス。

このたび新たに追加された機能「VITA AI」(Vulnerability Intelligence & Threat Analysis AI)は、「ULTRA RED」のGUI上で提供される生成AIアシスタント。自然言語処理機能を備え、脆弱性や攻撃ベクターに関する情報を対話形式で提供する。

公に検証されたデータやユーザーからのフィードバックを基に、常に精度を高めながら、企業や組織に対してアクションに結び付くインサイト、修復のガイドライン、新たな脅威へのプロアクティブな対策を提案。脅威や脆弱な状況に対し、簡潔な技術分析結果やコンテキスト化されたガイダンスにより、セキュリティアナリストの迅速な対応を支援する。

「VITA AI」の機能は、組織のインシデント対応機能、意思決定、リソース割り当てを強化し、サイバーセキュリティのレジリエンシーの向上に貢献するとしている。なお、2023年12月末までに「ULTRA RED」を導入した場合、「VITA AI」を契約後1年間、無償で利用できる。

東陽テクニカは、新たな機能を加えた「ULTRA RED」の提供を通し、今後も高度化するサイバー攻撃に対処し、セキュアで安定した社会の実現に貢献していく構えだ。