Meta(旧Facebook)が韓国のLGと提携し、VRヘッドセット「Quest」のハイエンド版を開発する可能性があるという。韓国のメディアが報じ、米国のメディアが紹介している。
MetaはQuestブランドで提供するVRヘッドセットのハイエンド版を開発するためにLGと手を組むという。関係者によると、Questのハイエンド版は「Pro」という名称をつける計画とのこと。
VRヘッドセット市場は、Appleが6月に“空間コンピュータ”と銘打って「Vision Pro」を発表しており、今後は盛り上がりが予想される。ここで先行するのがMetaだが、どのようにして覇権を維持するのかが注目されていた。
Questは、Metaが2014年に買収したOculusのVRヘッドセットをリブランドしたもの。9月28日に開催される年次イベント「Meta Connect 2023」では、「Quest 3」を発表すると予想されており、LGと組んで開発するProは2025年に「Quest 4 Pro」として登場する計画だという。価格は2000ドル程度の予想という。
なお、Quest 4 Proという名称については「Quest Pro 2」になる可能性が高いという報道もある。
LGにとっても、Metaと組むことでメタバース市場に参入できるなどのメリットがあるとMaeil Business News Koreaは分析している。LG Display、LG InnotekなどのLGグループの部品が利用される予定という。