NEC、ENEOS、日本通運は9月4日、EVトラックの普及拡大に向けた経路充電の実証実験を9月5日より福岡県内にて実施すると発表した。

同実証実験は、ENEOSのDr.Driveセルフ水城店(福岡県太宰府市)にて、急速充電器を用いて9月5日から1カ月間実施する。

  • 実証実験に使用するEVトラック

    実証実験に使用するEVトラック

実証実験では日本通運 福岡支店(福岡県福岡市)に導入されているEVトラック1台の長距離輸送における経路充電の有効性や、EV運用支援アプリケーションの必要機能および有効性、SSの充電サービス設計要件を検証するという。

  • 実証実験に使用するEVトラック

    実証実験に使用するEV運用支援アプリ

同実証実験を踏まえ、NECは、日本通運のEVトラックの実運行データを活用し開発したシミュレーションロジックを起点とするEV運用支援アプリケーションの価値向上を目指す。ENEOSは、同実証を皮切りにEVトラックユーザーの充電ニーズに応じた経路充電ネットワークの拡充を図る。日本通運は、EVトラックの運行データを活用することで、EVトラックなどの環境配慮車両の導入を積極的に進め、顧客のサプライチェーン全体を通じて環境負荷の少ない物流を提案するという。