米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は8月30(米国時間)、「VMware Releases Security Updates for Aria Operations for Networks|CISA」において、VMware Aria Operations for Networksに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。
VMware Aria Operations for Networksは大企業に広く利用されており、サイバー攻撃の魅力的なターゲットとなっている。以前、同製品に同様の脆弱性が発見された際もすぐにサイバー攻撃者による悪用が行われており注意が必要。この製品はサイバー攻撃者にとって有益な製品であり、ただちにアップデートを適用することが望まれる。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- VMware Aria Operations for Networks 6.11よりも前のバージョンの6.x系
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- VMware Aria Operations for Networks 6.11
- VMware Aria Operations for Networks 6.x KB94152
脆弱性の一つは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。米CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。