JR西日本グループ、NTTデータおよびNTTデータ関西は7月31日、JR日本グループがスコープ3でのCO2排出量の正確な把握と削減を目指して、NTTデータが提供するGHG可視化システム「C-Turtle」を導入すると発表した。

JR西日本グループでは、環境長期目標「JR西日本グループゼロカーボン2050」において、2050年のグループのCO2排出量「実質ゼロ」を目指し、その中間目標として、2013年度比で、2030年度に50%削減(スコープ1+2、連結)する計画を掲げている。

スコープ1、2の排出量に加え、スコープ3(サプライチェーン上の排出量)についても、より正確な把握と削減の取り組みを推進することで、JR西日本グループは、取引先とともに、持続可能な社会の実現に貢献することを目指す。

  • JR西日本グループのCO2排出量と目標

企業が排出量算定を行う際、一般的には「活動量(調達した製品の購入額・数)」に「排出原単位(製品ごとに定められた業界の平均原単位)」を掛け合わせて算定する方法を取ることが多いが、「C-Turtle」は、取引先の排出量およびその削減努力を反映した算定を実現するため、企業の一次データを活用した「総排出量配分方式」による排出量算定を行う。

  • 導入システムの特長(イメージ)