アップルが「ChatGPT」のような生成AIを社内で開発しているようだ。同社は「Ajax」というコードネームで、大規模言語モデル(LLM)を作成するためのフレームワークを構築しているという。

AjaxはGoogle Cloud上で動き、Googleの機械学習フレームワーク「Google JAX」を使っていると報じている。このLLMを土台に、ChatGPTのような生成AIを作成しているという。なお、同社の一部エンジニアは「Apple GPT」と称しているという。

Apple GPTはApple社員なら誰でも使えるわけではなく、アクセスは承認が必要とのこと。生成AIへの懸念から一時は社内展開を停止していたが、その後アクセスできる従業員を拡大しているという。アウトプットは顧客向けの機能開発には使用できないようになっているとのことだ。

この技術を消費者向けに公開するのかどうかはまだわからないものの、2024年にはAIに関連した大型発表を行うことを目指しているとBloombergは報じている。