Googleは7月10日(現地時間)、「Google Workspace Updates: Paid appointment bookings now available in Google Calendar」において、Google Workspaceのカレンダーで有料の予約スケジュールを作成できるようになったとアナウンスした。予約の作成者は、金額を設定してStripeアカウントとひもづけることで、参加者からの支払いを受け取ることが可能になる。

有料の予約スケジュール機能が有効になっている場合、予約を作成する際に価格を設定可能になる。ユーザーがその予約に参加する場合、事前に設定された料金を支払う必要がある。支払いは決済サービスのStripeによって処理される。GoogleカレンダーはStripeへのリダイレクトを行うだけで、クレジットカード番号などの支払い情報は一切保持しないという。キャンセルや返金などの処理はGoogleではサポートされないため、予約の作成者と参加者がStripeダッシュボードを通じて行う必要がある。

  • 予約スケジュールを作成する際に、価格とStripeアカウントを設定できるようになった

    予約スケジュールを作成する際に、価格とStripeアカウントを設定できるようになった

Business Standardユーザーの場合、有料の予約の作成はデフォルトで有効になっており、すぐに使うことができる。その他のSKUは、この機能がデフォルトで無効になっており、管理者が有効にすることで利用できるようになる。

この機能は、2023年7月10日からまずは管理者向けにロールアウトされる。このロールアウトは、即時リリースおよび計画的リリースの両方のリリース方式に対して実施されるという。エンドユーザーに対しては、まず即時リリースを選択している場合に2023年7月20日から段階的にロールアウトされる。続いて2023年7月31日から、計画的リリースを選択しているユーザーに対してロールアウトされる。いずれのロールアウトも、全ユーザーが機能を利用可能になるまでに最大15日かかる可能性がある。