NECは6月12日、パブリッククラウドと連携してデータ配置の最適化を支援するストレージサービス「NEC Cloud Storage」を提供開始すると発表した。
同サービスは、NECのクラウドハブデータセンターである「NEC印西データセンター」を拠点とし、ストレージを主軸とするクラウドサービスとなる。同社は日本国内に展開する日本法人向けに同サービスを提供する。
主要なパブリッククラウドに接続でき、ブロックストレージ、アーカイブストレージ、NFS(Network File System)、オブジェクトストレージに対応している。同サービス単体でデータレイクやバックアップデータの保存などの用途で利用できる。加えて、NEC DXネットワークサービスとの連携により、パブリッククラウドに低レイテンシーで接続することも可能だという。
同サービスは容量に応じたストレージ料金(月額)設定での課金となり、使用分のリソース量を事前に申請する方式でサービス利用料を確定させる。他方で、データのインバウンド/アウトバウンド(データの出し入れ)に伴ったデータ通信料に類する課金設定がないとのことだ。