オリンパスは5月29日、CDO(Chief Diversity, Equity and Inclusion Officer)を6月1日付けで新設し、執行役員の楊文蕾(やん うぇんれい)氏が就任することを明らかにした。同社は全世界の事業所においてDEI(Diversity, Equity and Inclusion)に関する取り組みを進め、健やかな組織文化の醸成を図るとしている。
楊氏は1992年にオリンパスに入社し、中国、香港、日本でのグローバルセールス、マーケティングを中心にさまざまな役職を務めた。2010年以降は営業・マーケティング本部長兼イメージング事業部長に従事し、2019年にオリンパス(中国)董事長、20232年に日本統括役員に就任。今後は日本統括役員を継続しながら、CDOとしてグローバルDEI戦略に関する取り組みを主導する。
同社はDEIの取り組みを加速するために、2027年度末までに女性管理職比率をグローバルで30%、国内で13%を目指す。また、2025年度末までに日本での男性育児休業などの取得率100%を目標とするそうだ。