イタンジは5月15日、賃貸物件の管理業務を支援するシステム「イタンジ管理クラウド」の提供を開始すると発表した。

同サービスは不動産管理会社の賃貸管理業務における精算管理・物件管理・入居者管理・家主管理・修繕管理を一括して効率化する。データ連携オプション機能により、データ分析や運用ができるだけでなく、建物一棟単位のレントロール、収支報告や、仲介会社ごとの成約率・業務委託費用のサマリー、管理会社固有の条件を加味した入居率、また、原状回復・修繕の管理表などのレポート作成も可能だ。

  • 「イタンジ管理クラウド」機能

    「イタンジ管理クラウド」機能

具体的には、精算管理機能では、管理会社の管理業務のうち、入金消込業務、オーナー送金、未収金管理などの精算管理業務全般をサポート。発行した契約書・書類を、電子帳簿保存法に対応するデータベースで統合管理、インボイス制度へも対応していくとのこと。

物件管理機能では、物件に関する情報や空室状況などさまざまな情報の管理をサポート。また、管理している情報を用いて契約書や請求書などの帳票作成時にそのまま反映可能。 また入居者管理機能を利用することで、賃貸契約の更新・退去時に発生する更新通知・解約申請、電子契約、帳票作成がオンラインで完結する。マイページ機能やチャット機能で、管理会社と入居者のスムーズなやり取りも支援する。

さらに家主管理機能では、管理委託契約を締結した家主の情報を保存・管理し、契約書をスムーズに作成できる。修繕管理機能では、入居者が退去した後の賃貸物件の修繕工事・原状回復工事において、工事の発注・工事工程や書類の管理を支援するとのことだ。