三菱地所と大崎電気工業は8月9日、スマートホーム事業領域における業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。

これにより、三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT」と大崎電気工業が開発したスマートロック「OPELO」のシステム連携を開始する。

「HOMETACT」は、照明、エアコン、給湯器、カーテンやロボット掃除機など複数メーカーのIoT機器を1つのアプリ内で操作可能にし、スマートスピーカーによる音声操作にも対応している。

「OPELO」との連携により、空室内見時の鍵受け渡し業務や共用部の鍵管理業務をHOMETACTの管理者画面（TACTBASE）のパスワード管理機能により、顧客によるセルフ内覧対応、入退去時の鍵の交換業務やペーパーレスでのスマートロック利用案内など、実物鍵を中心とする煩わしい業務を効率化することができる。

また、入居者は「HOMETACT」アプリのみですべてのIoT機器操作やスマートロックのワンデイパスワード機能がワンパッケージで利用できる。オーナーは複数ソリューションの個別契約が不要となり、導入コストを抑えられる。

  • 「HOMETACT」と「OPERO」の協業により、鍵関連の業務の効率化を図ることができる

両社は今後、「HOMETACT×OPELO」をサービスパッケージ化し、不動産デベロッパーや賃貸管理会社へのサービス提供に向け営業協力体制を強化する。