識学は5月11日、2023年3月20日~22日の期間、リモートワークが可能な企業の経営者・役員を対象に実施した「働き方の変化に関する調査」の結果を発表した。有効回答数は300サンプル。

リモートワークが可能な職場で働く会社員に、現状の働き方を聞くと、「出社とリモートワークのハイブリッド型」が60.0%、「フル出社型」が25.0%、「フルリモート型(全く出社することはない)」が15.0%という結果となった。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で定着したリモートワークだが、感染症のピークが過ぎた現在もその働き方は一部残り、主流は「ハイブリッド型」になっていることが判明した。

  • 現在どのような働き方をしているか 引用:働き方の変化に関する調査(識学)

また、出社とリモートワークでは、どちらの作業効率が良いと感じるかを聞くと、「リモートワークの方が作業効率が良い」50.0%、「出社の方が作業効率が良い」32.0%、「どちらも作業効率は変わらない」18.0%だった。

経営者・役員に、働き方に関して自身の会社で出社とリモートワークどちらが良いかを聞くと、「出社の方が良い(やや良い含む)」43.0%、「出社とリモートワークのハイブリッド型が良い」30.0%、「リモートワークの方が良い(やや良い含む)」21.0%と、リモートワークよりも出社の方が良いと考える経営者・役員が多いことが分かった。

リモートワークのメリットを両者に聞いたところ、社員側は「通勤の負担がなくなる」が69.0%とトップで、経営者・役員側は「通勤費用を削減できる」42.0%でトップだった。移動にかかる時間や労力などの「負担」と「費用」という違いはあるものの、「通勤」という点で意見が一致する結果となった。

  • リモートワークのメリット 引用:働き方の変化に関する調査(識学)