ラックは4月5日、モバイルアプリ開発支援ツール「Secure Coding Checker」について、従来のAndroidアプリに加えてiOSアプリのセキュリティ検査にも対応を開始したことを発表した。

同サービスは、日本スマートフォンセキュリティ協会が発表したAndroidアプリのセキュリティ業界標準である「Androidアプリのセキュアコーディングガイド」に準拠しているという。

今回はiOSアプリのセキュリティ検証に対応し、アプリケーション開発時のセキュアコーディングガイドとして採用されているOWASP(Open Web Application Security Project)のグローバルスタンダードとなるMASVS(Mobile Application Security Verification Standard)、およびMASTG(Mobile Application Security Testing Guide)にも対応を開始した。

AndroidアプリがGoogleの審査を経てGoogle Playストアに公開されるように、iOSアプリもAppleによる審査を経てからAppStoreに公開される。どちらにおいてもセキュリティに関する具体的な審査基準に対応する必要がある。

プライバシーやセーフティーを含むセキュリティ面での問題を事前に確認する必要があり、アプリ開発者の負担となっていたが、今回AndroidとiOSの両方に対応を開始したことで、アプリ開発者の負担軽減を支援するとしている。