Microsoftは3月28日(米国時間)、「Announcing Collaboration Security for Microsoft Teams - Microsoft Community Hub」において、Microsoft Teamsに「Collaboration Security」という新しいセキュリティを追加したと伝えた。現在、この機能はパブリックプレビュー版として公開されている。
テレワークの普及に伴い、サイバー攻撃のベクトルとしてMicrosoft Teamsのようなコラボレーションツールが悪用されるようになってきている。
従来は電子メールを標的としたフィッシング詐欺が行われることが多かったが、現在ではこのベクトルの一つとしてコラボレーションツールが標的にされている。
Collaboration Securityは、Microsoft Teamsを標的としたフィッシング詐欺などの検出および防御、報告などの機能を提供するもの。サイバー攻撃を自動的に検出して他のセキュリティサービスと連携したり、ユーザーに疑わしき兆候を報告したりする機能などを提供する。
現在、この機能はMicrosoft Teams向けのパブリックプレビュー版として公開されている。Microsoft E5、Microsoft E5 Security、Microsoft Defender for Office 365の顧客はすぐにこのパブリックプレビュー版を試用できるとされている。