マクニカは3月28日、製造業におけるIT/OT/IoTデバイス数や種類を可視化し、それらのセキュリティリスクを加味したレポートを提供する「デバイスアセスメントサービス」をリリースしたと発表した。
同サービスは、分析装置としてフォアスカウト・テクノロジーズの製品を一度だけ利用して、自社の特定拠点のデバイス状況を確認するスポットで利用するもの。ミラーポートの通信情報から、IT/OT/IoT環境に存在するデバイス一覧情報(PC、サーバ、スイッチ、PLCなど)を取得・可視化し、それらのセキュリティリスクを加味したレポートを提供する。
同サービスでは、デバイスが接続されているネットワークからスイッチポートまで可視化することで、各デバイスの物理的な位置まで把握できる。また、IPアドレスやMACアドレスに加え、アンチウイルスソフトの稼働状況やパッチ適用状況などのデバイス情報を取得することで、安全性の確認ができたデバイスのみ社内ネットワーク接続を許可する検疫ネットワークを構築できる。
同サービスを利用することで、IT/OT/IoTが混在する複雑な環境においても、抜け漏れのないデバイス把握が可能となるほか、同社が製造業の顧客を数多く支援する中で蓄積してきたセキュリティ知見を活用した独自レポートによって、優先的に実施すべき対策が明示されるという。