パナソニック ソリューションテクノロジーとインターコムは3月9日、AI-OCR帳票認識ソリューション「WisOCR for 注文書・請求書」(WisOCR)とクラウドFAXサービス「まいと~く Cloud」(まいと~く)の連携を発表した。これにより、FAX受信した注文書や請求書の会社名や日付、金額などの情報をテキストデータ化し、基幹システムに取り込めるようになる。

  • 「まいと~く」で受信したFAXを「WisOCR」でテキストデータ化して基幹システムに取り込める

    「まいと~く」で受信したFAXを「WisOCR」でテキストデータ化して基幹システムに取り込める

WisOCRは、申込書や作業報告書、検査表などのあらゆる紙帳票の入力や転記作業を大幅に削減するAI-OCRソリューション。また、まいと~くは、FAXサーバーシリーズ「まいと~く Center」「まいと~く Center Hybrid」をクラウド化したサービスでWebブラウザーからログインすれば、いつでもどこからでも使用できるため、テレワーク中の「FAX出社」を解消し、在宅でもオフィスと同じようにFAX業務を行える代物となっている。

両者の連携により、「まいと~く」は、受信した帳票のFAXイメージを指定フォルダーに自動保存し、その帳票を登録ツールが「WisOCR」に自動登録する。

「WisOCR」では、AIがさまざまな帳票を自動認識し、記載内容を項目ごとにOCRでテキストデータ化する。テキストデータは、CSVに出力して基幹システムなどへの取り込みが可能だ。

今回の連携により、FAX受信からシステム入力までをシームレスにデジタル化でき、担当者の作業負担を大幅に削減する。また、「まいと~く」による鮮明なFAXイメージと「WisOCR」による高精度なテキストデータ化により、入力ミスを防ぐこともできるようになるという。

両社は、今後も「WisOCR」と「まいと~く」の連携強化と機能強化を積極的に行い、受発注業務の生産性向上や働き方改革の取り組みを支援していく方針。