パナソニック コネクトは2月20日、i-PROのAIネットワークカメラ用の機能拡張ソフトウェアとして、AI状態変化検知アプリケーション(品番:WV-XAE400W)の取り扱いを開始すると発表した。
AI状態変化検知アプリケーションは、i-PRO製のAIネットワークカメラにインストールすることで、撮影されている画像の状態が変化した場合を認識/検知して、従業員や警備員に知らせる機能を搭載。
複数枚の画像を学習させ、撮影されている画像の状態が変化した場合を状態変化と認識/検知してアラームを通知する。変化を検知する対象や事象の学習モデルは最大3個保存でき、環境や状況に応じて検知したいシチュエーションが変わる場合でも柔軟に利用できるという。
学習を行う際は、その結果を正常(状態変化前)とするか状態変化後とするかを選択できるため、置き去り検知や欠品検知など条件や環境に応じて活用可能。学習用画像の保存や学習指示は、i-PRO設定ツール(iCT)の「ガイダンス」に沿って行える。
これにより、商品棚の欠品状態の把握や重要物を保管する扉の開放状態、置き去り・持ち去りなどを手軽に把握でき、業務効率化や防犯の強化に貢献するとしている。
なお、i-PRO製のAIネットワークカメラには本体にAIプロセッサーを搭載し、用途に合ったAIアプリケーションをインストールすることで、カメラ内での映像の分析・解析を行うことが可能。従来、サーバー側で行っていたAI処理の負荷が分散され、システム全体を効率よく構築・運用できる。