日立製作所は1月30日、ロボティクスSI事業の日本およびASEANにおけるさらなる事業強化に向けて、同社のグループ会社である日立オートメーションとKyoto Roboticsを4月1日付で合併すると発表した。

  • 日立オートメーションとKyoto Roboticsの事業のイメージ

  • ロボティクスSI事業における体制強化の概要

今回の合併により、日立オートメーションの持つ製造およびロジスティクス分野におけるロボティクスSI事業のフロント・エンジニアリング力、Kyoto Roboticsの持つ知能ロボットビジョンシステムの差別化技術、さらに日立のインダストリアルデジタルビジネスユニットが有するOT(Operational Technology、 制御・運用技術)・IT領域のデジタル・ソリューションや研究開発グループの持つ開発力を組み合わせて、自動化やデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進する製造・物流業のユーザー企業への総合提案力の拡充を図るという。

また、国内のロボティクスSI事業に関する顧客基盤やノウハウ、人財などのリソースを集約することにより、営業および開発の機能を強化し、高効率な事業運営を行うとのこと。

日立は今後、北米・欧州を中心にロボティクスSI事業を展開するJRオートメーションとの連携をさらに強化して、日立オートメーションのフルターンキー提供能力を拡充すると共に、デジタル技術を融合したソリューション提案を強みにユーザー企業の課題解決に貢献し、ロボティクスSI事業のグローバル・リーダーを目指すとしている。