Job総研を運営するライボは1月16日、682人の社会人男女を対象にブラック企業での勤務経験有無やその具体的な内容、またゆるすぎる環境での勤務経験とそれによる転職経験の有無、さらに働く環境でブラックまたはホワイトを連想する職種などを調査した「2023年 働く環境の実態調査」の結果を発表した。

これまでのキャリアで「ブラック企業」と感じる企業に務めた経験有無を聞くと、52.8%が「経験あり」と回答し、「経験なし」は47.2%だった。経験ありと回答した人にブラックだと感じた内容を聞くと、「長時間労働」が68.9%で最も多い回答になり、次いで「ハラスメントがある」が48.3%、「根性論が飛び交っている」が43.3%で上位3つの回答結果となった。

具体的な声としては「有給休暇を取得することが『悪』な雰囲気があり、誰も取得していない」「残業しないと終わらない業務量があり、土日も勤務せざるを得ないため離職者が絶えない」「人事評価はあってないようなもので、イエスマンで上司の好き嫌いが反映される」といった内容が多く寄せられた。

  • 左:「ブラック企業」と感じる企業に務めた経験有無、右:ブラックだと感じた内容 引用:Job総研

一方で、これまでのキャリアで働く環境が「ゆるすぎる」と感じる企業に務めた経験有無を聞くと、全体の34.2%が「経験あり」と回答し、「経験なし」と回答したのは65.8%だった。「経験あり」と回答した233人に、ゆるすぎる環境がきっかけで転職をした経験の有無を聞くと、48.9%が「経験あり」と回答した。これを年代別で見ていくと、ゆるすぎる環境が原因で転職をしたのは50代が100%で最多回答になり、次いで40代が66.7%、20代が65.4%、30代が37.0%という結果になった。

具体的には「サークル感覚で遅刻や欠勤が日常的にありそれを叱る文化もなく仕事は楽すぎる」「業務量が極端に少なくて暇な時間が多く、自身の成長スピードに不安を感じた」「会議は基本的に雑談をして終わることが多く、真剣な議題がないのでダラダラと進む」といった経験が多く寄せられた。

続いて、ブラックな労働環境を連想させる職種について聞くと、「営業職」が全体の43.7%で最も多い回答になり、次いで「販売・サービス職」が15.2%、「技術職」が12.6%、「医療専門職」が4.8%、「クリエイティブ職」が4.0%で上位5つの回答に。

一方で、ホワイトな労働環境を連勝させる職種では「事務・アシスタント」が31.7%で最多回答になり、次いで「公務員」が16.7%、「企画・管理」が14.5%、「クリエイティブ職」が6.6%、「金融系専門職」が5.0%で上位5つの回答となっている。

  • 左:ブラックな労働環境を連想させる職種、右:ホワイトな労働環境を連想させる職種 引用:Job総研