サステナビリティの観点から、また、高騰する電気代節約の観点から、昨今はいかにして電力の使用量を減らすか、頭を悩ませている人も多いだろう。寒さが増す中、電気代はうなぎ上りに増えている。

そこで、本稿では、ESETの公式ブログ「Top tips to save energy used by your electronic devices」を基に、年末年始にかけて利用が増える電子機器で利用するエネルギを抑える方法を紹介しよう。

PC、スマートフォン、タブレットに加えて、AIスピーカー、スマートテレビなど、家庭にはスマートホーム機器が増えている。ある調査によると、現在、ヨーロッパの平均的な家庭には約17台、米国の家庭には20台にまで増えているという。

加えて、ESETは在宅勤務が一般家庭の電力使用量増加に拍車をかけていると指摘している。自宅で仕事をしていると、PCを利用し、エアコンを利用し、電気をつけ、さまざまな形で電力を使っている。

ESETは家庭で電力の使用量を抑える方法として、以下を挙げている。

  • 新しいデバイスを購入する場合、エネルギー効率の高いものを選ぶ。例えば、省エネルギー型電気製品のための環境ラベリング制度である「エネルギースター」に認定されているPCは、通常のPCに比べて電力使用量が30%~65%少ないという

  • ノートやモバイルデバイスが充電されたら、AC電源を抜いてバッテリーで利用する

  • 米国政府によるとエネルギー消費量が少ないため、デスクトップ PCではなくノートPCを利用する

  • デバイスのスリープモードを有効にして、使ってない時は確実に電源を切るようにする

  • デバイスの電源がオフになっていても、プラグを差し込むだけで電気を使用している場合があるので、プラグを抜く。電源を切っていてもプラグを差し込んでいるだけで、毎月の光熱費が推定5%~10%増加する可能性があるという

  • 使用していないときに電力を消費しないように設計された電源タップを使う

  • テレビを省エネモードに切り替えると、バックライトが暗くなり、消費電力が3分の1に減る可能性がある

  • スマート メーターを使用して、家のエネルギー使用量をモニタリングする