学情は12月15日、2023年4月に入社を控える新社会人を対象に実施した「キャリア形成」についての調査の結果を発表した。
「新卒で入社した企業で、何年働きたいですか?」と聞いた質問では、「定年まで働きたい」という回答が32.7%で最多となった。「転職が当たり前の時代になっているものの、1社でキャリアを積むことも良いことだと思う」「長く働いているという信頼関係あるからこそ得られるものもあると思う」といった声が寄せられたという。
その一方で、「3年以上5年未満」23.4%、「5年以上10年未満」19.3%と転職を視野に入れた意見も多く挙がっており、「キャリアアップ・スキルアップをするためには転職も1つの手段だと思う」「年功序列でなかなか昇進できないのであれば、転職も視野に入れたい」などの声も寄せられているとのこと。
「社会人として働くなかで、管理職になりたいですか?」と聞いた質問では、「なりたい」と回答した学生は54.6%だった。「管理職になりたい」と回答した割合は、昨年よりも3.7ポイント上昇しているという。
新卒で入社した企業で目指したい役職については、「主任・係長」が33.3%で最多となっており、次いで「部長」が25.6%、「課長」が19.5%という順に続いている。「まずは1番イメージを持てる役職を目指したい」「プレッシャーが大きすぎる役職にはつきたくない」「プライベートと両立できる働き方をしたい」といった声が上がっている。