富士通とベルギーのソフトウェアスタートアップ企業SettleMintは11月25日、ブロックチェーンを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)と社会課題解決を促進するため、グローバルな戦略的提携を行うことで合意したことと発表した。

富士通は、SettleMintに対し、子会社の富士通ベンチャーズが運用するファンドを通じて出資を行っている。

今回の提携により、富士通は、ブロックチェーンによりサプライチェーンのトレーサビリティを実現するサービス「Fujitsu Track and Trust」のメニューにSettleMintのサービスを加えてグローバルに提供し、SettleMintは、サービスの適用分野拡大を目指す。

SettleMintは、複数のブロックチェーンに対応したシステム開発をローコードで実現するクラウドサービスを提供。同サービスにより、専門知識がなくてもブロックチェーンを活用したシステム開発が短期かつ容易に実現するという。

両社は、富士通を日本におけるSettleMintのサービスの独占パートナーとすることに基本合意しており、今後その具体的な条件について検討を進めていく。

今回の提携により両社は、製造、金融、公共、医療、通信などのあらゆる分野において、ブロックチェーンを活用した信頼性の高いトレーサビリティやデータ処理、分析などのユースケースを開発し、DXと社会課題解決を促進していく方針。