TISインテックグループのTISは11月25日、AI-OCR(Optical Character Recognition/Reader:光学文字認識)トータルサービス「Paperoid」について、ユーザー側で振分判定の閾値をGUI(Graphical User Interface)上で設定し振分精度の向上を図れる新機能を追加したことを発表した。

  • 「Paperoid」帳票振り分けAIサービスの概要図

    「Paperoid」帳票振り分けAIサービスの概要図

Paperoidは、「帳票振り分けAIサービス」「帳票読み取りAIサービス」「ドキュメントAI-OCRサービス」「帳票業務コンサルティングサービス」「AI-OCRエンジン:SmartRead」の5つで構成される。

今回はこのうち帳票振り分けAIサービスを強化しており、従来は確認できなかった各帳票の振分について、マッチングスコアを可視化しユーザー自身が振分精度を数値で確認できるようになった。また、スコアの結果を元にユーザーが閾値を調整して振分精度を上げるチューニングを実施できるため、ベンダーに依頼する場合と比較して精度向上のための時間短縮や効率化が見込める。

帳票振り分けAIサービスはサブスクリプションモデルでの提供で、初期費用30万円(税抜き)、基本利用料は年額120万円(税抜き)。

  • マッチングログ照会画面の例

    マッチングログ照会画面の例