ラピュタロボティクスは11月22日、同社が提供する自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR)」を、安田倉庫の厚木営業所に「体験本導入プラン」にて納入したことを発表した。
さまざまな物流課題の解決に向けて自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を進める安田倉庫は、少量多品種型の物流現場におけるソリューション導入に対し、費用対効果やシステム連携に要する工数が課題となり、導入が円滑を欠く状況だった。
同社は今般その状況を受け、ラピュタロボティクスが提供する体験本導入プランを採用することで、AMR(Autonomous Mobile Robo、自動搬送ロボット)の導入効果の確認に乗り出したとする。
ラピュタロボティクスの体験本導入プランは、中小規模の倉庫を含めた物流事業者向けに提供されているプログラムで、1か月半の間、実際の出荷業務において本導入と同じレベルでラピュタPA-AMRを活用することで、倉庫への適合性や生産性の向上度合いを確認できるサービス。
同社はラピュタPA-AMRの強みとして、ユニバーサルデザインを採用したことによる操作の簡易性を挙げ、新人スタッフや日本語が堪能でない海外メンバーでもすぐに高い生産性を出すことが可能で、企業の新人教育を効率化する環境づくりに貢献するとしている。
安田倉庫は今回のプラン採用の目的について、AMRの導入効果確認に加え、AMRのオペレーションノウハウ蓄積による社内DXの推進を掲げている。また導入の決め手として、これまで抱えていたシステム連携の課題をCSV連携によってクリアした点を挙げる。
なお、両者は今後も協業を行い、物流におけるさまざまな課題の解決に取り組むとのことだ。