米シスコは11月17日(現地時間)、2022年10月29日を期末とする2023年会計年度第1四半期の業績を(国際会計基準)発表した。これによると、売上高は前年同期比6%増の136億ドル、純利益は10%減の27億ドルだった。

売上高を地域別に見ると、米国、カナダ、南アメリカが5%増、欧州、中東、アフリカが11%増、アジアパシフィック、日本、中国が横ばいとなった。製品売上高をけん引したのは、セキュア・アジャイルネットワーク(12%増)、エンドツーエンドセキュリティ(9%増)、最適化されたアプリケーション エクスペリエンス(7%増)。

1株当たりの利益は7%減の65セント。営業活動によるキャッシュフローは16%増の40億ドルだった。またサブスクリプション型サービスの重要指標となる総経常利益(ARR)は前年同期比7%増の232億ドル、製品ARRは前年同期比12%増だった。

CFOであるスコット・ヘレン(Scott Herren)氏は、「第1四半期では好調な業績を達成し、当社のビジネストランスフォーメーションを引き続き進展させることができた。膨大なバックログ、好調なRPO、サプライチェーン状況の緩和とともに、重要な視点と予測可能性をもたらし、通年ガイダンス引き上げを支えている」とコメントしている。