富士通ニュージーランドはこのほど、ITサービスマネジメントクラウドプラットフォーム「ServiceNow」に、ニュージーランドの公用語の一つであるマオリ語を選択できる翻訳機能をオプションとして追加すると発表した。

これにより、マオリの人々を含むニュージーランドの顧客企業および従業員がシステムを利用する際の言語の障壁を軽減する。

同機能にはGoogle、Microsoftなどの第三者翻訳サービスも導入しており、チャット、チャットボット、通知、サポート技術情報の翻訳を柔軟に提供し、言語に関係なくチーム間のコラボレーションを促進する。

使用する言語の設定およびメンテナンスは、富士通がServiceNowプラットフォーム上で開発した独自のソリューションである「Translator Bot」と呼ばれるアプリを介して行う。

同機能は、マオリ語をサポートするというニュージーランド政府の主要な政策に対応した富士通の取り組み。同機能で得られた収益は、他のシステムのマオリ語翻訳のための取り組みに還元する。