パーソルグループでエンジニアの人材派遣を手掛けるパーソルテクノロジースタッフは9月21日、昨今増加している企業のGX(グリーントランスフォーメーション)の取り組みを支援するため、CO2排出量算出などの技術を保有したIT・機電エンジニア「グリーンエンジニア(同社定義)」の育成を強化すると発表した。

同社は、社員エンジニアの希望者を対象に、CO2排出量算出や空調設計、IoT技術者の育成を強化する。エンジニアは約2カ月間の社内の研修プログラムを経て、グリーンエンジニアとして活躍できるようにする。2022年度中には30名、さらに2026年度までには200名までの増員を目指す。

また、「モノづくり」領域で就業する機電社員エンジニアを対象に、今年度中にカーボンニュートラルに関する基礎研修をオンラインにて実施するとのことだ。

政府が2020年10月に発表した目標「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」や、2022年4月に経済産業省が「GXリーグ基本構想」を策定したことから、GXはさまざまな業界から注目されている。同社おけるGXに関連する求人の問い合わせも、前年比20%程度で増加しているとのことだ。