サイボウズは9月9日、大阪府福祉部と、スマート福祉の実現に向け、kintone(キントーン)を活用したDX人材の育成と業務改善等に関する連携協定を締結したことを発表した。

  • 左:大阪府知事 吉村洋文氏、右:サイボウズ 執行役員 営業本部 エリア統括 玉田一己氏

    左:大阪府知事 吉村洋文氏、右:サイボウズ 執行役員 営業本部 エリア統括 玉田一己氏

同社は2020年7月、大阪府とkintoneを活用した全庁的な業務改善・児童虐待防止情報連携システムの構築等を目的として事業連携協定を締結し、スマートシティ推進に向けた取り組みを行っている。

同協定は、府民のQOL(Quality of life)の向上を図るため、福祉部においてkintoneを活用しDX人材の育成と業務改善等のための取組みを進めることを目的としたもの。デジタル化により、サービスや業務の改善を推進し、府民サービスの向上や職員・市町村・事業者の負担軽減を目指すとしている。

内容は、福祉分野における業務改善の推進、福祉分野におけるDX人材の育成を目指した研修の実施、有事の際の福祉に係る対応業務の支援に関すること、その他福祉分野において両者が必要とする事項に関すること。

サイボウズ 執行役員の玉田一己氏は、次のようにコメントしている。「この度、大阪府様とkintoneを用いた福祉分野で「スマート福祉」での取り組みをご一緒できることを大変嬉しく思っております。職員の皆様と一緒にお互いのノウハウを集結しながら、スピード感を持ったDX人材の育成と業務改善を行えると確信しております。全国的にも自治体での福祉業務の効率化が求められている中、本取り組みが他の自治体にとっても良い参考例となれるよう、尽力して参ります。」