日立システムズは9月1日、セキュリティサービスやパフォーマンス分析サービスなど、マネージドサービス事業の強化に向けて、北米のグループ会社であるCumulus SystemsとHitachi Systems Securityを再編すると発表した。
具体的には、10月1日付でCumulus Systemsの社名を新たにHitachi Systems Trusted Cyber Managementへ変更し、かつHitachi Systems Securityをその子会社とする。さらにHitachi Systems TCMがHitachi Systems Security USA, Inc.を吸収合併する。
これにより、Hitachi Systems TCMは、カナダのセキュリティサービス企業であるHitachi Systems Securityとインドの開発会社であるCumulus Systems Private Ltd.を子会社とし、両社の経験と技術を生かしたセキュリティを含むマネージドサービス事業戦略を策定・推進していくという。
今回の再編に伴い、Hitachi Systems TCMの経営に、セキュリティ事業を担うグループ会社が参画することで経営体制を強化し、セキュリティを含むマネージドサービス事業をグローバルで拡大する。
Hitachi Systems TCMのCEOは、Cumulus SystemsのCEO & CFO Scott Wiebe氏が10月1日付で着任する。COOは、Hitachi Systems SecurityのCEO Anthony Subero氏が、CSOはセキュアブレインの副社長の山村元昭氏が兼務する。
また、日立システムズは、インドをグローバル事業拡大の戦略地域と位置づけているが、Hitachi Systems TCMは、Hitachi Systems Indiaと連携して、新たにインド市場にも高度なセキュリティサービスを展開していく。