東京ビッグサイトで8月25日~26日に「フロントオフィスDXPO 東京 '22」が開催された。今回、同イベントの「営業DX(デジタルトランスフォーメーション)展」にSkyが名刺管理サービス「SKYPCE(スカイピース)」を出展しており、その様子を紹介する。

営業のDXを実現する「SKYPCE」

イベントでは営業DX展に加え、マーケティングDX展、集客・宣伝DX展、店舗DX展で攻勢し、8月23・24日に開催した「バックオフィスDXPO 東京 '22」を含めた出展社数は480社にのぼる。

Skyのブースでは、説明員によるSKYPCEの説明に加え、体験コーナーも設けている。SKYPCEは、組織全体でデータベースに集約した名刺情報を管理画面で確認でき、顔写真を登録すれば名刺情報を顔写真と同時に確認を可能としている。

  • PC管理画面のイメージ

    PC管理画面のイメージ

名刺の取り込みは、スキャナー・複合機で名刺をスキャンし、タブレット端末を操作して取り込む。スマートフォンを活用した名刺登録にも対応し、スマートフォンで撮影した名刺画像をアップロードして取り込むことを可能としている。

iPhoneに加え、Android端末での名刺登録、名刺情報閲覧に対応している。名刺交換後すぐに簡単に登録できるため、入力の手間を省いて個人情報を安全に管理できる。また、ユーザー企業のオンプレミス環境で個人情報を安全に管理することを可能としている。

  • スマホで簡単に名刺登録ができる

    スマホで簡単に名刺登録ができる

集約した名刺データはタグをつけて管理し、DMなどを簡単に一斉配信でき、新規イベントや新商品に関するメールマガジンなど、さまざまな営業アプローチに活用できるほか、営業報告・日報など主観が伴いやすい情報ではなく、集約された名刺情報をもとに売上につながる営業方針を客観的に判断することを可能としている。

SKYSEA Client Viewなどとの組み合わせでセキュリティ強化

さらに、クライアント運用管理ソフトウェアの「SKYSEA Client View」を組み合わせれば、各PCでの名刺情報の閲覧・編集・削除やデータのダウンロードを操作ログとして記録し、一覧で確認できることに加え、ブラウザ上で名刺管理画面の表示中はキャプチャを禁止するように設定でき、クリップボードへのコピーや印刷も禁止できる。

設定した回数を超える名刺情報ダウンロードが行われた場合にアラートを検知し、管理者に通知することも可能都市、名刺管理画面を表示したまま一定時間操作がない場合に自動的に画面をロックし、第三者の操作や閲覧を防止できる。これにより、情報漏えいリスクが懸念されるフリーの名刺管理サービスの使用や、ソフトウェアのインストールを検知して管理者に通知したり、利用自体を禁止したりすることができる。

さらに、大規模ユーザ向けシンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client」との組み合わせでは、名刺管理画面へのアクセスを仮想環境でのみ実行を可能とし、ローカル環境への名刺データの保存を禁止でき、外出時やテレワーク中の不要な名刺情報の取り扱いを防ぐという。

担当者によると「フリーの名刺管理サービスだとセキュリティが不安」「名刺を個人で管理しているので情報を共有できない」「名刺管理の時間を減らして営業活動に使いたい」といった課題を抱えた経営層や営業部門の管理職の来場者もおり、手ごたえを感じていたようだ。