クラスメソッドは8月16日、クラウドサービスのAWS(Amazon Web Services)導入の総合支援を行う「クラスメソッドメンバーズ」登録アカウントへの請求情報に基づき、2017年1月から2022年3月までのAWS利用状況について利用サービス別分析およびランキングを発表した。
同社は2022年7月時点で累計1万5,000以上のAWSアカウントへのサポートを行っている。
2021年下半期のサービスカテゴリ別利用費ランキングの第1位はコンピューティングだった。これに、データベース、ネットワーキングとコンテンツ配信、ストレージ、分析と続いている。第1位から第5位までは、前半期と同じ順位だった。
2021年上半期と比べると、「エンドユーザーコンピューティング」と「管理とガバナンス」の順位が入れ替わっている。「エンドユーザーコンピューティング」の利用額の増加は続いているが、成長率において「管理とガバナンス」がわずかに上回る結果となったという。
利用費の推移としては、全体的にいずれのサービスも増加傾向だが、近年の傾向としてコンテナの急伸が目立つことが挙げられている。また、テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)の広がりによって成長が促されたとみられる「エンドユーザーコンピューティング」と「ネットワーキングとコンテンツ配信」は、引き続き利用増の傾向にあるとのこと。
加えて、主要なAWSサービスカテゴリについて、業種ごとの利用状況の比較も行われている。全体の傾向は2020年と大きな違いはないが、いずれの業界でも「エンドユーザーコンピューティング」の導入が広がり、セキュリティ関連の利用が増加しているという。