Microsoftは8月2日(米国時間)、「Windows 10, version 20H2 and Windows Server, version 20H2|Microsoft Docs」において、累積更新プログラム「KB5014666」をインストールしたWindows 10などで発生していた入力インジケータおよび言語バーが表示されなくなる問題を、既知の問題のロールバック(KIR: Known Issue Rollback)で修正することにしたと伝えた。Windowsデバイスを再起動することで、問題がより早く解決する可能性があるとされている。

  • Windows 10、version 20H2 and Windows Server、version 20H2|Microsoft Docs

    Windows 10, version 20H2 and Windows Server, version 20H2|Microsoft Docs

この問題の影響を受けるとされるプロダクトは次のとおり。

  • Windows 10, version 21H2
  • Windows 10, version 21H1
  • Windows 10, version 20H2
  • Windows Server, version 20H2

Microsoftはこのところ、累積更新プログラムの適用によって新たな問題を発生させるという状態を続けている。今回の問題はKB5014666以降の累積更新プログラムをインストールしたWindows 10で発生するとされており、インプットメソッドエディタ(IME: Input Method Editor)を使用する言語において通知領域に入力インジケータと言語バーが表示されなくなるケースがあると報告されている。

Microsoftは今回この問題を修正するのではなく、既知の問題のロールバック(KIR: Known Issue Rollback)において解決すると説明している。累積更新プログラムの適用によって発生する問題が増えるにつれ、今回のケースのように既知の問題のロールバックによって新たな問題を回避するという機会が増える可能性がある。