2022年秋にはWindows 10のアップデート版となる「Windows 10, version 22H2」の配信が予定されている。Ars Technicaは6月30日(米国時間)、「Windows 10’s 22H2 update might not actually do much of anything|Ars Technica」において、このアップデートは実際にはほとんど何も行わず、すでにデプロイされている機能を有効化し、バージョン番号を上げるといった処理になる可能性があると伝えた。

  • Windows 10’s 22H2 update might not actually do much of anything|Ars Technica

    Windows 10’s 22H2 update might not actually do much of anything|Ars Technica

似たようなアップデートは以前にも実施されている。Windows 10 version 1909へのアップデートは、Windows 10 version 1903ですでにデプロイされていたものの、有効化されていなかった機能を有効化するとともにバージョン番号をインクリメントするといった処理で終わっている。想定しているよりも短時間でアップデートが完了したのにはそうした背景がある。Windows 10, version 22H2のアップデートも同じように短時間で済むアップデートになる可能性があるようだ。

Windows 10のサポートはリリースごとにリセットされるため、Windows 10を使い続ける場合でも定期的により新しいバージョンへアップデートする必要がある。現在のバージョンであるWindows 10, version 21H2のサポートは2023年半ばまたは2024年半ばまでであるため、サポート終了までWindows 10を使い続ける場合には、少なくとも1つ以上はバージョンアップを実施する必要があるとされている。