KPMGコンサルティングは8月3日、製造業の工場や製造現場におけるコンプライアンス対応を支援する「工場コンプライアンス対応支援サービス」の提供を発表した。

同サービスでは、性能データや品質試験結果の改ざんや捏造などの品質不正のほか、環境、労務・安全、情報管理など製造業の工場・製造現場におけるコンプライアンスリスクの予防・発見から、コンプライアンス違反発生時の対応までを支援する。

  • 「工場コンプライアンス対応支援サービス」のベースとなるコンプライアンスフレームワーク(左)と支援例(右)

    「工場コンプライアンス対応支援サービス」のベースとなるKPMGコンプライアンスフレームワーク(左)と支援例(右)

具体的には、予防・発見・対応の各フェーズに合わせて、「リスクアセスメント」「監査支援」「違反対応支援」「再発防止策立案・実行支援」のサービスを提供する。

コンプライアンスリスク違反が起こった際の違反対応支援では、弁護士をはじめとしたKPMGグループ内外の専門家が連携し、複眼的・網羅的な管理・対応体制を構築する。また、コンプライアンス違反による企業へのダメージを最小限にとどめて、再発防止を確実なものとするためにアクション計画の策定から実行、進捗管理も同社が行う。

また、制御システムにおけるサイバーリスクの低減を支援するスマートファクトリーサイバーセキュリティ・分析フレームワークと併せることで、セキュリティ対策も含めた工場の多様な問題や課題にも対応可能だ。