アステリアは7月25日、AI(人工知能)搭載IoT統合エッジウェアの最新版である「Gravio」を提供開始した。

  • Gravio Hub 2の外観

最新版では、利用用途の拡大と稼働環境の多様化に対応する機能を追加した。具体的には、ユーザーが作成した独自のAI推論モデルをノーコードで実装するユーザーAI機能や、ニーズの多い社外センサーへの接続対応を行ったとのこと。

また、エッジでのAI・IoT稼働を司るGravio HubにはLANポートやSDカードスロット、HDMIポートなども追加し、統合エッジソリューションとしての接続性や利便性を強化した。さらなる業務の自動化・遠隔化を推進するとしている。

  • ユーザーAI機能をノーコードで実装する様子

  • 指の向きをAI判定し外部サービスにノーコードで連携するイメージ

最新版の機能であるセンサーでは、各種社外センサーへの接続対応を強化し、センサー死活監視機能の搭載で運用性と管理性を向上したという。また機能搭載センサーにも対応。

ユーザーAI機能では、AIによる画像推論機能を強化したという。プリインストールの画像推論モデルに加え、ユーザーが作成したオリジナルAI推論モデル(画像分類、物体検出)もノーコードで実装し利用可能としている。

Gravio Hub 2は、LANポートなどの追加により接続性や利便性と管理性を向上したとのこと。Gravioは現在までに約1000ユーザーを獲得しているとのことで、同社は2022年度末にトータル2000ユーザーへの導入を目標としている。