6月29日から7月1日まで東京ビッグサイトで開催されている第2回XR総合展【夏】。本稿では、その中で展示を行っているTISが開発したハイブリッドイベントサービス「XR Campus-イベント」を紹介する 。
「XR Campus-イベント」は、参加者同士のリアクションや会話によって、360度リアルタイムで配信される「空間そのもの」を届けられるイベントサービス。同サービスでは、イベント会場マップの中から行きたい場所をタップするだけで好きな場所に移動できるほか、参加者それぞれがアバターで表示され、参加者同士のリアクションや会話によって、現場のにぎわいが伝わってくる。
同サービスは、現在各種PoC(概念実証)を実施中で、2022年秋ごろにトライアルサービスをリリースが予定されており、まだ正式にはリリースされていない。
画面は静止画と動画の両方があるそうで、実際に筆者が体験させていただいた動画では、鳥が飛んでいたり、人とすれ違ったりと本当にその町を散策している気持ちになれた。
同社は「地域が持つ観光資源や名産品の魅力を幅広い層に届けて地域を活性化させたい」「商業施設の買い物やイベントをオンラインで提供できるようにして、現地に来られない顧客を呼び込みたい」という課題を持つ企業や自治体に同サービスをおすすめしたいとのこと。
コロナ禍や猛暑など気軽に出掛けられない今だからこそ、オンラインながら、臨場感にあふれた形で全国のイベント・アクティビティを体験できる「XR Campus-イベント」の今後に注目だ。