Microsoftは現地時間2022年6月15日、Visual Studio CodeからCMakeを利用する「CMake for Visual Studio Code」の新バージョンを提供開始した旨を公式ブログで報告した。CMakeは多数のビルドシステムを包括するビルドマネジメントツールとして、C++など多数の開発言語に対応。Visual Studio Codeの拡張機能ページやGitHubのリリースページから最新版のバージョン1.11.26を入手できる。

  • 複数ターゲットの記述例(画像は公式ブログより抜粋)

    複数ターゲットの記述例(画像は公式ブログより抜粋)

新バージョン(正しくはバージョン1.11以降)は基本情報やオプションを記述し、ビルドを自動化するタスクプロバイダーで「Configure」「Install」「Test」「Clean」「Clean Rebuild」タスクをサポートした。また、複数ターゲットのサポートも新機能の一つ。タスクプロバイダー内で複数のターゲットを記述し、場面に応じて異なるビルドを実行できる。他にもC++ 23のサポートやバグフィックスも行われた。Microsoftは今後の予定として、タスクプロバイダーの「args」「environment」タスクのサポートに取り組んでいる。