Windows Insidersに登録しており、先日の「Windows 11 build 22621」の配信を受け取った場合は注意が必要かもしれない。特に、これまでWindows 11のシステム要件を満たしていないという理由で、Windows 10からWindows 11へのアップグレードが実施できなかったにもかかわらず、「Windows 11 build 22621」へのアップグレードが実施された場合だ。バグによる配信であることが示されており、今後問題は発生する可能性がある。
Neowinは6月8日(米国時間)、「People on unsupported hardware are being offered Windows 11 22H2 upgrade [Update] - Neowin」において、「Windows 11 build 22621」がシステム要件を満たしていないパソコンに対して配信されたと伝えた。当初、Microsoftがシステム要件を緩和したのではないかと見る向きもあったが、この動きはバグであり本来配信されてはならない対象に配信が行われていたことが指摘されている。
MicrosoftはWindows 11に対してシステム要件を設けており、基本的にこのシステム要件(ハードウェア要件)を満たしていないWindows 10に対してはアップグレードを提供していない。この姿勢は今後も変わらないものと見られ、現時点でWindows 11のアップグレードが提供されていない環境は今後もWindows 11へのアップグレードを実施できない可能性が高い。