リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営するunerry社と「tenki.jp」を運営する日本気象協会、ALiNKインターネットは25日、人流データと気象データによるプッシュ配信サービス「天気プッシュ」の共同開発を発表。広告配信サービスと自社アプリに導入できる機能の提供を開始した。

  • 天気プッシュの概要(同社資料より)

    天気プッシュの概要(同社資料より)

「天気プッシュ」は、"気象情報"とリアル行動データプラットフォームによる"人流データ"から推定されるユーザー属性を用いて、プッシュ配信を行う広告サービス。位置情報やビーコンネットワークから得られるビッグデータを蓄積、AI解析する「Beacon Bank」との連携により、推定される属性に加え"よく渋谷に行く" "よくファミレスに行く"のような行動傾向を踏まえたセグメント設計も行える。気象情報が加わることで、例えば、大阪在住の20歳以上をターゲットとして、週末の晴れた日の昼頃に"今日はバーベキュー日和!お肉のお供に「うねりビール」"といったアピールも可能になる。

  • 天気プッシュの設定の簡略概要(同社資料より)

    天気プッシュの設定の簡略概要(同社資料より)

また、自社アプリに機能を導入することも可能で自社コンテンツに人流データと気象データを掛け合わせる。スーパーマーケットを運営する企業が自社のアプリ利用者に対して、気温10℃以下になる日の前日の夕方頃に"週末は梅雨寒。ほかほかご当地カレー10%OFFクーポン配布中"といったアプローチが可能になる。