ソフトバンクは3月29日、技能実習生などの外国人を雇用する企業を対象に、外国人労働者の日本での生活や学習に役立つサービス提供するスマートフォンアプリ「Musubu Connect(ムスブコネクト)」の提供を、2022年4月1日から開始すると発表した。アプリはソフトバンクがセットで販売するスマートフォンにプリインストールして提供される。

同アプリでは、日本語でのコミュニケーションや情報収集に課題を抱える外国人労働者向けの通院サポートや災害情報の通知、日本語学習ツール、国際送金、食品ECサービスのほか、外国人労働者とダイレクトメッセージのやりとりができる機能や緊急連絡先情報などを登録できる機能を提供する。

  • 「Musubu Connect」のホーム画面

通院サポートサービスでは、画面に表示される体の部位をタップして症状や経緯などを母国語で入力し、「伝える」ボタンをタップすることで、入力した内容が日本語に翻訳される。2000以上の症状を日本語で表現することが可能で、利用者は医師に翻訳画面を提示することで症状を伝えることができる。

  • 「Musubu Connect」の通院サポートの画面

アプリは現状、中国語、ベトナム語、タガログ語、インドネシア語、英語などに対応している(各サービスによって対応言語が異なり、今後対応言語を増やす予定)。

今後は給与の前払いを申請できるサービスや、出勤や退勤、休憩の打刻、勤務表の確認などができるサービスも順次追加する予定だという。