連結子会社である昭和電工マテリアルズとの経営統合を2023年1月に実施する予定の昭和電工は、統合新会社の社名を「レゾナック(Resonac Corporation)」とすること、ならびに現在の昭和電工がレゾナック・ホールディングスとして持ち株会社に移行することを発表した。

2022年9月下旬に開催予定の臨時株主総会の承認を経て最終的に決定するという。

昭和電工マテリアルズは、昭和電工が2020年に日立グループの化学メーカーであった日立化成を買収し、称号変更した企業で、昭和電工では、グループ一体となってレゾナックとの新社名で「第2の創業」をするという。

レゾナック(RESONAC)は、英語で共鳴することや響き渡ることを意味する「RESONATE」と、化学を意味する「CHEMISTRY」の頭文字Cを組み合わせた造語であり、昭和電工の先端材料テクノロジーとパートナーの持つ技術力と発想がつながり、1つの未来に向かって大きな共鳴を起こし、その響きが広がることで社会を変える大きな動きを創り出していきたいという思いを込めたという。また、そのロゴデザインとしては、「R」に右上がりの2本線を施し、共鳴から生まれる共創のシンボルとしたと説明している。

  • レゾナック

    昭和電工と昭和電工マテリアルズの統合新会社のロゴ (出所:昭和電工)

なお、昭和電工は、昭和電工マテリアルズをこれまで別会社として運営してきた。今後は一体となってシナジー効果を発揮し、成長率の高い半導体・電子産業向けやモビリティ向け材料に注力するほか、海外での活動を強化し、海外売上比率を6割に引き上げる計画を立てている。