NTTドコモは2月28日、リアル空間とデジタルコンテンツを融合させる実証実験を2022年3月21日に新宿サザンテラスで実施することを発表した。
今回の実証実験では、XR技術による新たなエンターテインメントの可能性を検証するため、高精細に3D映像化した女性アイドルグループ「浪江女子発組合」を巨大化し、新宿の街を舞台に披露されるパフォーマンスをAR(Augmented Reality:拡張現実)で鑑賞する。
同実証実験では、同社が開発を進める、多数のカメラなどで全方位から人物の動きを撮影することで高精細に3D映像化し、高効率にストリーミング配信を行う「Volumetric Video(ボリュメトリックビデオ)ストリーミング」技術と、実際の空間中にデジタルコンテンツを配置・配信するためのツールを組み合わせて実施する。
「Volumetric Videoストリーミング」技術によって、アイドルのパフォーマンスを3D映像として場所を問わず鑑賞できるようになる。さらに、ツールを用いて実際の建物の情報を読み込み、建物による遮蔽を表現した3D映像を街の中に配置することで、従来のARよりも自然に実際の空間と融合したAR体験が可能になると期待されるという。