鴻池運輸とOSAROは、鴻池技術研究所イノベーションセンター(技研IC)において、2022年1月より約6カ月間、透明・変形・反射・不定形な形状の商品にも対応可能なピッキングロボットとAMR(自律走行搬送ロボット)の連携による、倉庫の自動化オペレーションの実証実験を行うことを2月21日に発表した。
同実証実験は、inVia RoboticsのAMRとOSAROのピッキングロボットを連携させることで 「AMRが、注文されたアイテムが保管されている棚まで移動する」「AMRが、棚から荷物かごを取り出し、ピッキングロボットが待つエリアまで運ぶ」「ピッキングロボットが、そのアイテムを荷物かごからピッキングする」といったプロセスを自動化することを目指すものだという。
ピッキングロボットにはOSAROの画像認識AIシステムが搭載されており、散らばった状態でも透明・変形・反射・不定形な形状のアイテムを認識し、箱に詰めるという、ピック&プレースが可能となっているという。
両社は今回の実証実験を通じて、ロボット単体だけでなく、複数の自動化ソリューションを連携することによって起きるさまざまな課題を明らかにし、現場への導入に向けた課題の解決を目指していくとしている。