日本ユニシスは1月26日、バーチャル見本市サービス「TradingSquare」の提供を発表した。同サービスは、イベントの開催期間に限定した一時的なサービスとして提供していたバーチャル見本市サービスに機能改善を加え、サブスクリプション型のクラウドサービスとして提供するものだ。

サービス導入にあたっては、同社が主催者・出展者へ機能や操作の「説明会」を実施する。最短、約1週間でサービスを利用開始できるという。同サービスは年間契約が基本となり、初期費用が32万4000円、月額費用が30万2400円となる。短期間の試行開催を行う場合は、3カ月以上の月契約も可能だ。また、オプション(都度契約)でAIによる分析サービスも提供する。

  • 「TradingSquare」の主な機能

同サービスで、来場者向けに動画やPDFによるコンテンツを作成・登録し、アンケートを実施できるほか、来場者に対してWeb会議サービスと連携した商談やチャットによるコミュニケーションも行える。見本市開催後には、「コンテンツ参照状況」や「アンケート結果」、「商談分析結果」などの各種レポートも入手可能だ。

また、AIによる分析サービスを利用すれば、各種分析レポートをもとに、動線体験の改善、出展者の商品改善・商談率の改善などに繋がる分析を行える。

商品名やカテゴリー、商品に付けられたタグを利用した検索が行えるので、顧客課題や要望から適切な商品を素早く見つけ出せる。このほか、同サービス内で営業担当者や店舗販売員向けの学習コンテンツの配信も行える。