北海道とシスコシステムズは1月24日、ICT(情報通信技術)を活用した地域課題の解決やICTに精通した人材の育成に関する取り組みを共同で実施する協定を締結したと発表した。
この協定は、北海道とシスコがAIやIoT、ロボットなどの未来技術を暮らしや産業活動などあらゆる場面で活用し、直面する北海道の課題の解決と社会・産業の変革を進めることなどを通じて実現する北海道の未来の姿「北海道Society5.0」の早期実現を目的として、相互に連携・協力し、道内のデジタル トランスフォーメーションの推進や未来の財産となるデジタル人材の育成・確保に取り組む。
シスコは、国内外のICTを活用した地域課題解決の取り組み事例の収集、情報提供への協力、自治体職員向けのICTを学ぶための教材作成等に関する協力、自治体職員向けのネットワーク技術および情報セキュリティに関する勉強会の実施、ICTの活用に関する相談窓、最新のICTに関する情報提供(海外の技術等も含む)、ICTに関するセミナーや勉強会の実施などを行う。
これにより、北海道では、国が推進する自治体DXの基盤となる通信ネットワークや情報セキュリティに関する知識やスキルの習得の機会をはじめ、海外での事例を含めた先進モデルの紹介などを道内自治体へ提供することが可能となるとしている。