Snapdragon 7cとArm版Windows 10を搭載した開発者向けの小型デスクトップPC 「ECS LIVA Mini Box QC710 Desktop」の販売が米国のMicrosoft Storeで始まった。

QC710は、Windows 10の動作に必要十分な構成で、Windows 11へのアップグレードも可能。そして価格が219ドルと安価であるのが特徴だ。Arm搭載のWindows PCはデバイスの選択肢がまだ少なく、これまで開発者はSurface Pro X(899.99ドルから)のようなデバイスを使ってWindows on Arm用のアプリケーションの実機テストを行っていた。MicrosoftとQualcommは「Snapdragon Developer Kit for Windows」としてQC710を提供し、開発者の負担を軽減してArm版Windows 10への参入を促す。

主なスペックは、SoCがSnapdragon 7c(SC 7180)で、メモリは4GB LPDDR4、ストレージは64GB eMMC。通信機能はEthernet(10/100)とWi-Fi 5。ポート類は、USB 3.2 Gen1が1つ、USB 2.0 Type-Aが1つ、USB 2.0 Type-C(電源)、HDMI、有線LAN、microSDスロット。eSIMに対応する。本体サイズは35.05×119.13×116.58mm、重量は230g。