TIOBE Softwareから、2021年11月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2021年11月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Python 11.77%
2 C 10.72%
3 Java 10.72%
4 C++ 8.28%
5 C# 6.06%
6 Visual Basic 5.72%
7 JavaScript 2.66%
8 Assembly language 2.52%
9 SQL 2.11%
10 PHP 1.81%
11 Classic Visual Basic 1.56%
12 Groovy 1.51%
13 Ruby 1.43%
14 Swift 1.43%
15 R 1.28%
16 Perl 1.22%
17 Delphi/Object Pascal 1.22%
18 Go 1.21%
19 Fortran 1.19%
20 MATLAB 1.17%

TIOBE Softwareは2021年11月の動向として、PHPが長期にわたって下落傾向を続けている点を指摘している。20年以上前にTIOBE Programming Community Indexが公開されて以来、PHPは常にトップ10入りを続けているが、最近ではトップ10にギリギリ入るという状況が続いている。

PHPにはWebプログラミングで高い需要があるが、現在では多くの競争にさらされており、シェアの下落が続いている。ただし、現在でもPHPを活用している中小企業は多く、その減少傾向はきわめてゆっくりとしたペースで進んでいる。TIOBE Softwareは今後もPHPの下落が続くと推測しているが、その動きは緩やかなものになるだろうと分析している。

2021年11月の動向としてはRubyとGroovyがそれぞれ16位から13位へ、15位から12位へ向上した点も指摘している。これらはPHPと対応分野が競合しており、PHPのシェア下落に関連している可能性がある。