TIOBE Softwareから、2021年8月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2021年8月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 C 12.57%
2 Python 11.86%
3 Java 10.43%
4 C++ 7.36%
5 C# 5.14%
6 Visual Basic 4.67%
7 JavaScript 2.95%
8 PHP 2.19%
9 Assembly language 2.03%
10 SQL 1.47%
11 Groovy 1.36%
12 Classic Visual Basic 1.23%
13 Fortran 1.14%
14 R 1.05%
15 Ruby 1.01%
16 Swift 0.98%
17 MATLAB 0.98%
18 Go 0.90%
19 Prolog 0.80%
20 Perl 0.78%

TIOBE Softwareは2021年8月に注目される動向として、Prologが15年ぶりに20位入りを果たした点を挙げている。TIOBE Softwareはこうしたプログラミング言語人気の変動をデータマイニングと人工知能技術への需要にあると分析している。その筆頭としてPythonがあり、データマイニングや人工知能技術での活用からPythonやPrologの人気が増えているという。Prologは人工知能エンジンであるIBM Watsonなどで使われている。

一方、TIOBE SoftwareはRが順序を落としていると指摘。データマイニングなどで使われるプログラミング言語であるが、Pythonにシェアを奪われているのではないかと分析している。