カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下略、CCC)グループでマーケティング・ソリューションを展開するCCCマーケティングは、グループのユニークデータを活用し生活者の本音を導くサービス「ソーシャルリスニング」を開始したことを発表した。

  • 「ソーシャルリスニング」概念図

    「ソーシャルリスニング」概念図(同社資料より)

価値観が多様化し、購買や求められるサービスが大きく変化するなかで、生活者が求めるモノを捉えようとするマーケティングサービスは、CCCグループが持つ膨大なビッグデータからBIツールやコミュニケーションプラットフォームを活用し生活者の本音を探り出す。

「ソーシャルリスニング」(公式Webサイト)

「ソーシャルリスニング」(公式Webサイト)

サービスのベースとなるユニークデータは、"7000万以上のシングルID、年間50億件以上の購買トランザクション、20万店舗のネットワークで扱われる60億種類の商品データ、数千項目におよぶ顧客DNAのペルソナデータなど膨大なもので、現在利用できるプラットフォームとして以下の5つが紹介されている。

・企業側が知りたい情報を生活者に「お題」として掲載し、Webサイトやアプリなどで集まる反応から消費者の本音を探り出す「Blabo!」。

・CCCが提供するサービスの会員"T会員"が購入した商品の口コミデータを投稿者の属性や購買情報を軸に商品単位で分析し活用する「カッテミル」。

・年間50億件を超える購買トランザクションデータから性別、年齢、住所などの属性データで抽出し、該当者へ直接アンケートをオファーする「Tリサーチ」。

・外食グルメサイトに投稿された300万件以上のクチコミ投稿内容を単語レベルで解析し"食ワード"の利用状況を把握、トレンドを掴む「Market Watch」。

・POSからの膨大な購買データから購買行動を多様な切り口で分析する「ID-POS分析」。

なお、中小企業やスタートアップ企業での課題解決を念頭に置く同サービスでは、自社にあった最適なプラットフォームサービスを1分間で診断するサービスも実施している。今後、これらのユニークデータを分析し生活者の抱える課題や変化、社会の潮流などの情報を企業に通知する新しいサービスの提供も検討しているという。