東日本旅客鉄道(JR東日本)と農業総合研究所は9月13日、中央線辰野駅に整備した「JRE農業ステーション辰野駅」で集荷した朝どれの農産物を、八王子駅構内「やまたまや」で販売する実証実験を開始すると発表した。

同実証実験は、JR東日本のグループ経営ビジョン「変革2027」で掲げる地方を豊かにする取り組みの一環だという。同社が目指す「ローカルDX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進に向けた実施であるとのことだ。

  • JR東日本が目指すローカルDXのイメージ図

実証実験の期間は、2021年9月14日から同年11月30日までの祝日を除く毎週火曜日と木曜日。早朝に収穫したブロッコリーなどの野菜を首都圏の消費地へ輸送する予定。本来は生産地の近隣でしか手に入らないような、鮮度が高い農産物を提供するとしている。

  • 朝に収穫した野菜を辰野駅から八王子駅まで輸送するイメージ図